理事長パートナー挨拶

 今、世界は大きな変革期に入っています。気候変動、生物多様性といった地球規模の持続性の危機が叫ばれ、貧困、格差、人権侵害等様々な社会問題が深刻化し、社会の持続性を脅かし、人々の不安を増大させています。今直面している新型コロナウイルス感染症もその一つで、世界は予測不可能な「VUCA」の時代に入ったと言われています。世界は新たな進むべき道を探すことが求められ、その一つの目標がSDGsになると思料します。

 我が国の資本市場でも、東京証券取引所の市場再編、非財務情報に対する開示と保証等、新たな変化が急激に起こっており、財務情報にとどまらず、その他の情報のエコシステムを支える存在が求められています。特にESGディスクロージャーへの変革のスピードは目を見張るものがあります。

 このような中、私たち三優監査法人は、これまでの歴史、経験をもとに線型的に現在を結び未来を予測する既存の考え、価値観の限界を認識し、「VUCA時代」の変化とスピードへの適応力をもった新たな考え、価値観のもと、視座をもって挑戦していく必要があると認識し、VISION(ありたい姿)として「成長を続け、信頼を築く監査法人。」を掲げました。これには、法人構成員一人一人が弛まぬ努力を続けることで、組織の持続的な成長を実現し、社会の信頼を常に追求していくことで、三優監査法人が安心と豊かな社会の実現に貢献する思いを込めています。そして、法人構成員一人一人は、「対話-Communication-」、「協働-Cooperation-」、「挑戦-Challenge-」を大切にすることを価値観として抱き、行動規範として取り組んでまいります。[対話]を通してお互いを尊重し、仲間とともに[協働]し、常に前を向いて[挑戦]していくワンチームの力の結集が、「VUCA時代」でのサステナビリティの原動力になると考えています。

 これからも、私たち三優監査法人は、「成長」と「信頼」、三つの「C」をキーワードに、世界第5位のBDOアカウンティングネットワークに基づく最新の情報と様々なグローバルベースのサービス、IPO業務を祖業として培ってきた幅広く奥行きあるノウハウに基づくきめ細やかなサービスを通じて、豊かな社会と確かな未来に向かってチャレンジし続けます。

三優監査法人
 理事長パートナー 古藤 智弘